山下清

山下清
kiyoshi yamashita

昭和期に活躍した日本の画家。下駄履きで全国を踏破した放浪画家として知られる。
「裸の大将」として映画やテレビドラマにもなり、広く人気を得ている。

12歳の時に養護学校「八幡学園」で貼絵と出会い、20代後半から全国を放浪する。
その道中で心に残った風景などを繊細な貼絵作品として数多く遺した。
豊かな色彩と緻密なタッチで表現される美しい日本の風物は、
今もなお大衆に愛され続けている。
代表作に、「花火」、「桜島」、「東海道五十三次」など。

山下清 略歴

1922年 3月10日 東京市浅草区田中町に生まれる。
1928年 浅草の石浜小学校に入学する。
1934年 千葉県の養護施設「八幡学園」に入園。独自の技法による貼絵を始める。
1939年 銀座「青樹社」での作品展で梅原龍三郎・安井曽太郎らの賞賛を受ける。
1940年 11月18日、突然放浪の旅に出る。道中での風景を貼絵にし、後の傑作を制作する。
1954年 鹿児島にて放浪生活を終える。
1956年 東宝映画「裸の大将」が上映される。全国巡回展を行い、大盛況を呼ぶ。
1961年 ヨーロッパ9カ国を訪問する。
1960年 全国名勝絵葉書コンクールに「新東京十景」が選ばれる。
    貼り絵の他 油絵・水彩画・陶磁器の絵付などの制作も手がける。
1971年 7月12日 他界 (享年49歳)

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