人間国宝 平田郷陽 『衣裳人形 戯童』 共箱

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作品詳細

商品名 人間国宝 平田郷陽 『衣裳人形 戯童』 共箱
商品説明

衣裳人形の第一人者、人間国宝 平田郷陽の作品です。
社団法人日本工芸会理事、同人形部会長等を歴任し、
衣裳人形研究の陽門会を主宰するなど、後継者育成にも
尽力しました。
その作品は常に確固とした存在感があり、繊細な
感情表現に特色があります。

柔らかな肉感が表現された両腕を頭上にあげ、
右手には二枚貝を抱え、あどけない表情を見せる童子の姿が
見事に造り上げられています。
生気溢れる眼差し等、童子の無垢で元気な可愛らしさが
ひしひしと伝わってきます。
今にも動き出しそうな生き生きとした佇まいが実に見事です。
着物の仕立も素晴らしく、作品の雰囲気を引き立てています。
人の形を追求し、また人形に真の心を与えようとし続けた
人形師の信念が詰まった逸品です。

寸法 高 17.0cm × 幅 21.3cm × 奥 15.0cm
付属品 共箱
状態 仕上がりもよく、良好な状態です。
その他、経年による変色、僅かな擦れや、汚れ等はご了承くださいませ。
略歴

平田郷陽

1903年 初代郷陽の長男として、東京浅草に生まれる。
1916年 小学校卒業、父のもと人形づくりの修行に入る。
1924年 父没。二代目郷陽を襲名。
1928年 人形研究団体白沢会を創立。
1936年 第一回帝国美術院展に初入選。
1937年 パリ万国博覧会に出品し、金賞受賞。
1941年 日本人形社を解散し、人形美術院を創立。
1948年 日本人形作家協会が創立、代表委員に就任。
1950年 第六回日展で特選となる。
1953年 北斗賞受賞。無形文化財に選定。
1955年 重要無形文化財人形部門の認定保持者。
1959年 皇后宮殿に「瑞鳥」制作。
1968年 紫綬褒章を受章。
1974年 勲四等旭日小授章を受章。
1975年 日本工芸会理事、人形部会長、
    日本伝統工芸展監査委員、陽門会主催。
1981年 逝去。

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